COUNTIFS関数は条件に一致した行の個数を数えますが、COUNTIFS(カウントイフス)関数は、複数の列の条件が一致している行数を出すことができます
使い方
例)=COUNTIFS(A1:A10,">20",B1:B10,"<30")
セルA1~A10が20より大きくセルB1~B10が30より小さいセルの個数
例)=COUNTIFS(A3:A34,">"&DATE(2020,7,1),B3:B34,"<"&DATE(2020,7,31))
セルA3~A34が2020/7/1以降でセルB3~B34が2020/7/31までのセルの個数
例)=COUNTIFS(B3:B14,"8月28日",C3:C14,"支出")
8月28日の支出のセルの個数(セルの個数を出すもので合計はしません)
※複数の条件を満たすセルの数値の合計は「SUMIF」関数を使います
※結果が0になる、見つけてくれない場合
検索条件は完全一致のセルでないと呼び出してくれません
範囲か検索条件が"支出"でなく
"支 出" ← 文字の間に半角スペース
"支出 " ← 文字の後ろに半角スペース
" 支出" ← 文字の前に半角スペース
半角スペースが1つあるだけでも一致したセルにはなりません
検索条件の数式を間違えることはあまりないと思われるので、範囲の文字列に半角スペースなどが含まれていないか、含まれていたら検索条件に指定した文字以外は削除します
※結果が0になる、日時を呼び出している場合
2通りが考えられます
=COUNTIFS(B3:B14,"8月28日",C3:C14,"支出")
1つ目:範囲が文字列で入力されている場合
検索条件は「8月28日」を探しているわけではなく
「8月28日」のシリアル値を検索します
8月28日 表示が日時の場合:「8月28日」
検索しているシリアル値:「43705 」
したがって範囲が文字列で「8月28日」と入力されている場合
「8月28日」という数字と漢字なので一致しません
対応策:範囲の表示形式を日付の8月28日を選択して日付で打ち直します
2つ目:範囲の「8月28日」が今年ではない場合
何かの表や去年から使いまわして日付をコピーした場合
「8月28日」が実は「2017年8月28日」など今年ではない場合
検索条件の「8月28日」は今年なので一致しません(条件の年号を省略すると今年になります)
対応策:セルをクリックして見ると年号も表示されるので今年に直します
また検索している関数がTODAYやNOWの場合
TODAYもNOWも表示を日付にすれば「1月29日」ですが
シリアル値が違うので一致しません
=NOW() 45686.300127315
=TODAY() 45686
NOW()は小数点以下に時間を表示しています
今日を検索するにはNOW()ではなくTODAY()を使います
個数求めるスプレッドシート関数はいくつかあります
・COUNT(値1, 値2, ...)
数値が入力されたセルの個数
・COUNTA(値1, 値2, ...)
空白以外の数値や文字セルの個数
・COUNTBRANK(値1, 値2, ...)
空白セルの個数(数式で空白も可)
・COUNTIF(範囲,検索条件)
条件を指定してマッチしたセルの個数