COUNTIFS(カウントイフス)Googleスプレッドシート関数
COUNTIFS(カウントイフス)は、
複数の列の条件が一致しているセルの個数を求めることができます
| ・関数 | COUNTIFS(読み方:カウントイフス) | |
| ・書式 | =COUNTIFS(範囲,検索条件,範囲,検索条件・・・) | |
| ・内容 | 複数の検索条件を満たすセルがいくつあるかを求めます | |
使い方
例)=COUNTIFS(
A1:A10,
">20",
B1:B10,
"<30")
セル
A1~A10が
20より大きくセル
B1~B10が
30より小さいセルの個数
例)=COUNTIFS(
A3:A34,
">"&DATE(2020,7,1),
B3:B34,
"<"&DATE(2020,7,31))
セル
A3~A34が
2020/7/1以降でセル
B3~B34が
2020/7/31までのセルの個数
例)=COUNTIFS(
B3:B14,
"8月28日",
C3:C14,
"支出")
8月28日の支出のセルの個数(セルの個数を出すもので合計はしません)
※複数の条件を満たすセルの数値の合計は「
SUMIF」関数を使います
スプレッドシートサンプル
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A |
B |
C |
D |
E |
F |
| 1 |
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| 2 |
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日時 |
分類 |
内容 |
金額 |
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| 3 |
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8月10日 |
支出 |
通信費 |
10,800 |
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| 4 |
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8月13日 |
支出 |
外食 |
3,150 |
|
| 5 |
|
8月15日 |
支出 |
通信費 |
6,755 |
|
| 6 |
|
8月15日 |
支出 |
外食 |
4,000 |
|
| 7 |
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8月20日 |
支出 |
定期代 |
5,500 |
|
| 8 |
|
8月20日 |
支出 |
外食 |
2,100 |
|
| 9 |
|
8月22日 |
支出 |
外食 |
2,100 |
|
| 10 |
|
8月25日 |
収入 |
給与 |
354,570 |
|
| 11 |
|
8月27日 |
支出 |
家賃 |
120,000 |
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| 12 |
|
8月28日 |
支出 |
外食 |
4,200 |
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| 13 |
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8月28日 |
支出 |
電気代 |
12,545 |
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| 14 |
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8月28日 |
支出 |
外食 |
2,100 |
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| 15 |
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例)8月28日の支出の数
=COUNTIFS(
B3:B14,
"8月28日",
C3:C14,
"支出")
結果:3
※
結果が0になる、見つけてくれない場合
検索条件は完全一致のセルでないと呼び出してくれません
範囲か
検索条件が"支出"でなく
"支 出" ← 文字の間に半角スペース
"支出 " ← 文字の後ろに半角スペース
" 支出" ← 文字の前に半角スペース
半角スペースが1つあるだけでも一致したセルにはなりません
検索条件の数式を間違えることはあまりないと思われるので、
範囲の文字列に半角スペースなどが含まれていないか、含まれていたら検索条件に指定した文字以外は削除します
※
結果が0になる、日時を呼び出している場合
2通りが考えられます
=COUNTIFS(
B3:B14,
"8月28日",
C3:C14,
"支出")
1つ目:
範囲が文字列で入力されている場合
検索条件は「8月28日」を探しているわけではなく
「8月28日」のシリアル値を検索します
8月28日 表示が日時の場合:「8月28日」
検索しているシリアル値:「43705 」
したがって
範囲が文字列で「8月28日」と入力されている場合
「8月28日」という数字と漢字なので一致しません
対応策:
範囲の表示形式を日付の8月28日を選択して日付で打ち直します
2つ目:
範囲の「8月28日」が今年ではない場合
何かの表や去年から使いまわして日付をコピーした場合
「8月28日」が実は「2017年8月28日」など今年ではない場合
検索条件の「8月28日」は今年なので一致しません(条件の年号を省略すると今年になります)
対応策:セルをクリックして見ると年号も表示されるので今年に直します
また検索している関数がTODAYやNOWの場合
TODAYもNOWも表示を日付にすれば「11月15日」ですが
シリアル値が違うので一致しません
=NOW() 45976.138113426
=TODAY() 45976
NOW()は小数点以下に時間を表示しています
今日を検索するにはNOW()ではなくTODAY()を使います
COUNTIFSとよく使うスプレッドシート関数