文字列比較「NE」と「EXACT」と「DELTA」の違い - Googleスプレッドシート関数

「NE」と「EXACT」と「DELTA」の違い - Googleスプレッドシート関数

「NE」と「EXACT」と「DELTA」は2つの文字列が同一であるかを検証します
「NE」関数と「EXACT」関数は結果を「TRUE(真)」と「FALSE(偽)」で返します
「DELTA」関数は数値のみ比較して文字列は「#VALUE!」エラーになります

・関数NE(エヌイー/ノットイコール)
・書式=NE(値1, 値2)
・内容2つの文字列が同一であるかを検証し、一致する場合は「FALSE(偽)」を返します
・関数EXACT(イグザクト)
・書式=EXACT(値1, 値2)
・内容2つの文字列が同一であるかを検証し、一致する場合は「TRUE(真)」を返します
・関数DELTA(デルタ)
・書式=DELTA(値1, 値2)
・内容2つの文字列が同一であるかを検証し、一致する場合は「1」を返します
NE関数のNEは「Not Equal」ノットイコールのNEなので、2つの値が違う場合が「TRUE(真)」になり、一致する場合は「FALSE(偽)」を返します

EXACT関数は2つの値を比較する関数なので、一致する場合は「TRUE(真)」を返し、不一致の場合は「FALSE(偽)」を返します

DELTA関数は2つの値(数値)を比較する関数で、文字列は「#VALUE!」エラーになり、一致する場合は「1」を返し、不一致の場合は「0」を返します

=NE("スプレッドシート","スプレッドシート")
=FALSE

=EXACT("スプレッドシート","スプレッドシート")
=TRUE

=DELTA("スプレッドシート","スプレッドシート")
=#VALUE!


=NE("1000","2000")
=TRUE

=EXACT("1000","2000")
=FALSE

=DELTA("1000","2000")
=0

DELTA関数は未入力は「0」として扱われます

=DELTA("0","")
=1

数値を比較して結果を出すならば、IF関数を使用した方が簡単なので上記の関数はあまり使うことはないでしょう

=IF(EXACT("1000","1000"),"〇","×")
=〇

=IF(1000=1000,"〇","×")
=〇

※文字列の場合はIFは大文字小文字を区別しませんが、EXACTは大文字小文字を区別します
参考:→文字列のセルを比較して「〇」か「×」を表示

「NE」と「EXACT」と「DELTA」の違い >HOME

Googleスプレッドシート関数

よく似た関数の違い

「AVERAGE」と「AVERAGEA」の違い  指定した範囲内のセルの平均値を返す関数の違い

「SUM」と「SUMIF」の違い  選択したセル、範囲指定したセルを合計する関数の違い

「NOW」と「TODAY」の違い  現在の日時を取得する関数の違い

「FIND」と「SEARCH」の違い  セル内の文字列を検索する関数の違い

「FIXED」と「ROUND」の違い  小数点以下の数字を桁数を指定して四捨五入する関数の違い

「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違い  指定した範囲から最大値を返す関数の違い

「SUBSTITUTE」と「REPLACE」の違い  文字列を別の文字列に置き換える関数の違い

「NE」と「EXACT」と「DELTA」の違い  2つの文字列が同一であるかを検証する関数の違い

「JOIN」と「TEXTJOIN」の違い  指定した区切り文字を追加して文字列を結合する関数の違い

「IMPORTHTML」と「IMPORTXML」の違い  WEBサイトからデータを取得する関数の違い

「TRUNC」と「ROUNDDOWN」の違い  指定した桁数以下の数値を切り捨てる関数の違い

「CEILING」と「ROUNDUP」の違い  数値を切り上げする関数の違い

(C) 2001-2023 Digital World