「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違い - Googleスプレッドシート関数

「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違い - Googleスプレッドシート関数

指定した範囲から最大値を返す「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違いは、
最大値だけならば「MAX」か「MAXA」で
「LARGE」は最大値だけでなく2番目、3番目を指定できます。
文字列は無視されます

・関数LARGE(ラージ)
・書式=LARGE(範囲,順位)
・内容指定範囲内の中から1番大きい2番目3番目と何番目に大きいか順番に呼び出します
エラーや文字列は無視されます
・関数MAX(マックス)
・書式=MAX(範囲)
・内容指定範囲内の中から最大値を返します
エラーや文字列があると「#VALUE!」エラーになります
・関数MAXA(マックスエー)
・書式=MAXA(範囲)
・内容指定範囲内の中から最大値を返します
エラーや文字列は「0」として扱います
LARGE(ラージ)関数は範囲順位を指定することで1番大きい2番目3番目と大きい順に呼び出します
=LARGE(範囲,順位)

MAX(マックス)関数は、個々にセルを指定または範囲を指定することで1番大きな数値を抽出します
=MAX(範囲)
=MAX(セル,セル,セル)
=MAX(,,,)

MAXA(マックスエー)関数は、個々にセルを指定または範囲を指定することで1番大きな数値を抽出します
=MAX(範囲)
=MAX(セル,セル,セル)
=MAX(,,,)

「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違い

列指定でD列の販売価格から最大値を出す場合小計や合計がある場合確実にそれが最大値になります
=LARGE(D:D,1)
=MAX(D:D)
=MAXA(D:D)

上記は最大値を求めているのですべて小計の3850になりますが
LARGE関数で2番目を指定すると合計値の次に大きな数字が選ばれます
=LARGE(D:D,2)
=700

「LARGE」「MAX」「MAXA」すべて空白や文字列は「0」として扱い
指定範囲内にエラーがあると同じエラーを返しますが
「MAXA」は指定範囲内に「TRUE」があれば「1」として扱います(「FALSE」は「0」)

「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違い

「LARGE」と「MAX」と「MAXA」の違い

範囲が「-」マイナスの時にはタイトルの文字列が「0」として扱われる「MAXA」は「0」が最大値になり、「TRUE」を含む場合は「1」が最大値になります

上記のようにセルを範囲指定した場合は文字列が「0」や「1」として扱われますが

=MAX(-20,-30,-40,-50,"計",-140)
=-20(文字列の"計"は無視されます)

=MAXA(-20,-30,-40,-50,"計",-140)
セル指定ならば文字列の"計"が「0」として扱われ「0」が最大値になりますが
数値や文字列を直接指定すると文字列が含まれる場合「#VALUE!」エラーになります

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