「CEILING」と「ROUNDUP」の違い - Googleスプレッドシート関数

数値を切り上げする「CEILING」と「ROUNDUP」の違い

「CEILING」は指定した基準値の倍数に切り上げ「ROUNDUP」は指定した桁数の下を切り上げ以下を0にします

・関数CEILING(読み方 - シーリング)
・書式=CEILING(数値,基準値)
・内容基準値の倍数のうち、絶対値に換算して最も近い値に切り上げられた数値を返します
・関数ROUNDUP(読み方:ラウンドアップ)
・書式=ROUNDUP(数値,桁数)
・内容数値を指定された桁数で切り上げます
一見まったく違うようですが

=ROUNDUP(12345,-2) 右から2桁目を切り上げ
=12400

=CEILING(12345,100) 100の倍数に切り上げ
=12400

ROUNDUPは桁数が-2なので、10の位が切り上げられます
CEILINGは基準値が100なので100の倍数で切り上げられます

=ROUNDUP(123.45,0) 小数点以下を切り上げ
=124

=CEILING(123.45,1) 1の倍数に切り上げ
=124

ROUNDUPは桁数が0なので、小数点以下の0.4が切り上げられます
CEILINGは基準値が1なので1の倍数で切り上げられます

ここまでは一緒の方法ですが
0.5や1.0に切り上げたい場合、ROUNDUPでは無理です
CEILING関数で基準値を0.5や5にすることで5単位で切り上げられます

=ROUNDUP(11111,-2) 右から2桁目を切り上げ
=11200

=CEILING(11111,50) 50の倍数に切り上げ
=11150

ROUNDUPは-2桁目を、CEILINGは50を指定すると50単位になります
小数点以下の場合

=ROUNDUP(111.11,0) 小数点以下を切り上げ
=112.0

=CEILING(111.11,0.5) 0.5の倍数に切り上げ
=111.5

ROUNDUPは桁数が0で小数点以下が切り上げられますが
CEILINGは基準値を0.5にすることで0.5単位で切り上げられます

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