ミニグラフを作成する「SPARKLINE」関数 - Googleスプレッドシート関数
Googleスプレッドシートでセル内にミニグラフを作成する「SPARKLINE」関数は、指定されたデータ範囲とオプションに基づいて、セル内にグラフを作成します。グラフの種類によってオプションが変わります。デフォルトは横折れ線グラフです
グラフの種類 "charttype"
"charttype","line" | 折れ線グラフ(デフォルト) |
"charttype","bar" | 積み重ね棒グラフ |
"charttype","column" | 縦棒グラフ |
"charttype","winloss" | 正と負 |
オプションを指定しない場合(
グラフの種類は「横折れ線グラフ」"charttype","line"になります
・関数 | SPARKLINE(スパークライン) |
・書式 | =SPARKLINE(範囲) |
・内容 | データ範囲とオプションに基づいて、セル内にグラフを作成します |
セルM3の数式
=SPARKLINE(
B3:K3)
「横折れ線グラフ」
"charttype","line"のオプションを指定する場合
"xmin" 横軸の最小値
"xmax" 横軸の最大値
"ymin" 縦軸の最小値
"ymax" 縦軸の最大値
"color" 線の色。例)"red"、"green"、"#ff0000"
"empty" 空のセルの処理方法。例)"zero"、"ignore"
"nan" 非数値データを含むセルの処理方法。"convert" または "ignore"
"rtl" グラフを右から左に描写するかどうかを指定。 true または false
"linewidth" グラフ内の線の太さ。数値が大きいほど線が太くなります。
セルM4の数式
=SPARKLINE(
B4:K4,{
"charttype","line";"xmin", -1;"xmax",7;"ymin",0;"ymax",40;"color","red"})
オプションで
グラフの種類を
「積み重ね棒グラフ」"charttype","bar"を指定した場合
"max" 横軸の最大値
"color1" 縦棒の 1 つ目の色。例)"red"、"green"、"#ff0000"
"color2" 縦棒の 2 つ目の色。例)"red"、"green"、"#ff0000"
"empty" 空のセルの処理方法。例)"zero" や "ignore" などがあります。
"nan" 非数値データを含むセルの処理方法。"convert" または "ignore"
"rtl" グラフを右から左に描写するかどうかを指定。 true または false
=SPARKLINE(
範囲, {
グラフの種類;
1 つ目の色;
2 つ目の色})
セルM5の数式
=SPARKLINE(
B5:K5, {
"charttype","bar";
"color1","#0000ff";
"color2","#ff66ff"})
オプションの指定方法 例
"max",50 | 全体の合計値 |
"color1","red" | 1つ目の色 赤 |
"color2","green" | 2つ目の色 緑 |
"empty","zero" | 空のセルを0として表示 |
"empty","ignore" | 空のセルは非表示 |
"nan","convert" | セルが数字ではない場合0として表示 |
"nan","ignore" | セルが数字ではない場合非表示 |
"rtl","true" | グラフを左から表示 |
"rtl","false" | グラフを右から表示 |
※注意
「積み重ね棒グラフ」の場合"empty","zero"と"nan","convert"は0として表示なので、1つ飛ばすと色が重なるので見えにくくなります
オプションで
グラフの種類を
「縦棒グラフ」"charttype","column"を指定した場合
"color" 縦棒の色。例)"red"、"green"、"#ff0000"
"lowcolor" グラフ内の最小値の色
"highcolor" グラフ内の最大値の色
"firstcolor" 最初の縦棒の色
"lastcolor" 最後の縦棒の色
"negcolor" すべての負の縦棒の色
"empty" 空のセルの処理方法。例)"zero" や "ignore" などがあります。
"nan" 非数値データを含むセルの処理方法。"convert" または "ignore"
"axis" 0軸を表示。true または false
"axiscolor" 軸の色("axis",true 場合)
"ymin" 縦棒の高さを指定する最小値
"ymax" 縦棒の高さを指定する最大値
"rtl" グラフを右から左に描写するかどうかを指定。 true または false
=SPARKLINE(
範囲, {
グラフの種類;
0軸を表示;
軸の色})
セルM6の数式
=SPARKLINE(
B6:K6, {
"charttype","column";
"axis",true;
"axiscolor","#ff0000"})
オプションの指定方法 例
"max",50 | 全体の合計値 |
"color","#00ff00" | グラフ棒の色 緑 |
"color2","green" | 2つ目の色 緑 |
"empty","zero" | 空のセルを0として表示 |
"empty","ignore" | 空のセルは非表示 |
"nan","convert" | セルが数字ではない場合0として表示 |
"nan","ignore" | セルが数字ではない場合非表示 |
"axis",true | 0軸を表示 |
"axis",false | 0軸を表示の場合の色 |
"rtl",true | グラフを左から表示 |
"rtl",false | グラフを右から表示 |
※"axis"や"rtl"の「true」と「false」は「"」ではさむとエラーになります
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