AVERAGEA(アベレージエー)Googleスプレッドシート関数
AVERAGEA(アベレージエー)は、指定した範囲すべての
入力されたセルの合計を
入力されているセルの個数で割った値(平均値)を返します。空白や文字列は「0」として計算されます。
指定した範囲内のセルすべてが空白の場合「#DIV/0!」エラーになります
空白や文字列を無視する場合は「
AVERAGE」を使います。(「
AVERAGE」も未入力は無視されます)
範囲すべての数値の中央値を求めるのは「
MEDIAN」関数を使います
・関数 | AVERAGEA(読み方:アベレージエー) | |
・書式 | =AVERAGEA(数値1, 数値2, ...) | |
・内容 | 平均を求める数値データを指定します。 空白=0 文字列=0 未入力=無視 | |
※空白と未入力セルの違い
未入力は何も入力されていない状態(空のセル)
空白は数式が入力されている場合(数式の結果が空白)
=if(d4=0,"○","") など結果が空白なら空白です
使い方
カンマ区切り(セルを指定。数値1と数値2をカンマで区切る)
例)=AVERAGEA(C18,C19,C20,C21)
上記はC18とC19とC20とC21
コロン区切り(セルからセル。数値1と数値2をコロンで区切る)
例)=AVERAGEA(C18:C21)
上記はC18~C21
上記を組み合わせたり列を複数選択も可能
例)=AVERAGEA(C18,C19,D25:D29)
上記はC18とC19とC20とC21とD25~D29
スプレッドシートサンプル
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A |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
1 |
|
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|
|
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|
2 |
|
|
国語 |
算数 |
理科 |
社会 |
計 |
3 |
|
鈴木 |
87 |
75 |
70 |
90 |
322 |
4 |
|
佐藤 |
76 |
69 |
65 |
72 |
282 |
5 |
|
小林 |
60 |
88 |
90 |
62 |
300 |
6 |
|
高橋 |
98 |
95 |
95 |
90 |
378 |
7 |
|
平均 |
80.3 |
81.8 |
80.0 |
78.5 |
320.5 |
スプレッドシートサンプルの”セル
C7”の数式と設定
数式
=AVERAGEA(C3;C6)
表示形式>数字>数値を選択すると小数点以下2桁を表示
表示形式>数字>表示形式の詳細設定>カスタム表示形式で桁数を指定できます
表示形式で桁数を指定しないと小数点以下が多いとき見た目が悪くなります
またメニューを表示してる場合には小数点の位置をボタンで変更できます
ボタンで小数点以下の数を減らした場合表示は非表示にした数字が四捨五入されて表示されます
セルB3は数式バーでは「9.9999」ですが表示を1桁減らすとセルの表示は「10.000」になります
※AVERAGEA関数がエラーになる場合
AVERAGEA関数を使用して対象セルがすべて空白の場合「#DIV/0!」エラーになります
その場合はIFERROR関数でエラーの場合は非表示にします
=AVERAGEA(C3:C6)
↓
=IFERROR(AVERAGEA(C3:C6),"")
平均を求めるにはいくつか計算方法があります
・関数を使わずに数式だけで求める
例)国語の平均 =(C3+C4+C5+C6)/4
上記はC3~C6を足して4で割っています
・AVERAGEA関数のカンマ区切り
例)国語の平均 =AVERAGEA(C3,C4,C5,C6)
上記はC3とC4とC5とC6のAVERAGEA(平均値)
・AVERAGEA関数のコロン区切り
例)国語の平均 =AVERAGEA(C3;C6)
上記はC3~C6のAVERAGEA(平均値)
複数のセルの平均を出す方法
・複数の列の平均。(算数と理科の平均)
例)算数と理科の平均 =AVERAGEA(D3;E6)
隣り合うセルなので範囲で指定できます
・離れた複数の列の平均。(国語と社会の平均)
例)国語と社会 =AVERAGEA(C3;C6,F3:F6)
離れている場合「C3からC6」と「F3からF6」
AVERAGEとAVERAGEAの違い
AVERAGEAとよく使うスプレッドシート関数
エクセル(EXCEL)のAVERAGEA関数との違い
=AVERAGEA(数値1, 数値2, ...)
GoogleスプレッドシートとエクセルのAVERAGEA関数は使い方は一緒ですが
エクセルのAVERAGEA関数は「数値1, 数値2・・」と数値は255までで255個を超えると
「この関数に対して、多すぎる引数が入力されています」
とポップアップ表示され入力できません